前回のブログでお伝えした、あの強烈な首の痛みと手へのしびれ。「まさか自分が首のヘルニア(頚椎ヘルニア)に…?」と絶望的な気分になったあの日から少し時間が経ちました。
正直に打ち明けると、実はここ最近、「あれ…?なんでこんなに治りが悪いの?」と焦りを感じていたんです。
痛みのピークは過ぎたはずなのに、首を動かしたとき走るズキッとした痛みや、指先のジワジワしたしびれがしつこく残る。そんな実体験を通して痛感した、「首のヘルニアの神経痛がスッキリ治ってくれない本当の理由」を今日はお話しします。
1. 首の神経の周りで「血流の渋滞」が起きていた
首の骨(頚椎)から飛び出したヘルニアが神経を圧迫すると、その周辺で強い炎症が起こります。
この炎症のせいで首まわりの微細な血管がキュッと縮み、血流が滞ってしまうんです。酸素や栄養が届かないうえに痛みの物質がその場に留まり続けるので、神経が過敏な状態から抜け出せなくなっていました。

2. 神経の修復には「想像以上の時間」がかかる
皮膚の切り傷なら数日で塞がりますが、一度ダメージを受けた神経の回復スピードは驚くほどゆっくりです。
「飛び出し自体は少し落ち着いているはずなのにしびれが残る」というのは、神経の膜や機能がじっくり時間をかけて修復している最中だからです。

3. 脳が首の痛みを「記憶」してしまう
痛みが長引くと、脳や脊髄が「この場所は痛い場所だ!」と記憶を強化してしまう(中枢性感作)そうです。
こうなると、ちょっと首を傾けたり、寒さで身構えたりしたくらいのわずかな刺激でも、脳が過剰に「痛い!」と判断してしまう悪循環に陥っていました。

4. スマホ首(ストレートネック)と「姿勢の崩れ」が引き金に
首は、約5〜6kgもある重い頭を常に支えています。
私自身、無意識のうちに猫背になり、頭が前に出た姿勢(スマホ首)になっていました。これではヘルニアがある首の骨に、毎日何倍もの負担をかけ続けているようなもの。根本的な姿勢が変わらない限り、首の神経は休まる暇がなかったのです。

5. ストレスと冷えで首肩がガチガチに
「いつ治るんだろう…」という不安や仕事のストレスは、自律神経(交感神経)を刺激して全身の血管を収縮させます。
特に首や肩まわりが冷えて血行が悪くなると、神経への栄養供給がさらにストップ。デスクワークの終わりに痛みが強くなるのは、この冷えと筋肉の緊張が原因でした。
時間がかかっても、焦らず「体環境」を整える
ヘルニアの神経痛を抜け出すには、単に痛みを抑えるだけでなく、「神経が回復しやすい環境を整えてあげること」が一番の近道だと実感しています。
深部の血流を促す: 鍼灸やハイボルト(高電圧電気療法)を活用し、手の届かない首の奥深くの血流を良くして消炎を促す
姿勢とインナーマッスルの見直し: 骨盤や背骨から整え、首だけに頭の重みが集中しない姿勢を作る
首元を温めて自律神経を緩める: 蒸しタオルなどで首の後ろを温め、緊張した神経を休ませる
同じように首のヘルニアや神経痛で「治りが遅い…」と悩んでいる方も、焦らなくて大丈夫です。神経の回復には時間がかかるもの。まずは首への負担を減らし、血流を整えるケアから少しずつ進めていきましょう!
※もし「急に手に力が入らなくて物を落とす」「ボタンが掛けられない」「足元がふらつく」といった症状が出た場合は、頚髄(手足を動かす太い神経)への強い圧迫が疑われます。その際は我慢せず、早めに整形外科などの専門医を受診してくださいね。


















